2025年3月9日日曜日

ピッカリング乳化に関する成書を編纂しました

ピッカリングエマルション技術における課題と応用
柴田雅史

シーエムシー出版
2024年12月
ISBNコード:978-4-7813-1825-7

https://www.cmcbooks.co.jp/products/detail.php?product_id=115772

修士論文最終審査会を実施

 2月11日に修士論文最終審査会が行われました。研究室から5名が無事合格、修了となりました。

・食品廃材カリン粉体の粒子径制御によるピッカリング乳化性能の向上

・チタン含有シリケート結晶の粒子形状制御とシワぼかし粉体としての性能

・タカキビの殻から抽出したアントシアニジン色素を含有したゲルの物性とフォトクロミック性能の制御

・シークワーサー由来フラボノイドとメソポーラスシリカの複合体における細孔構造と吸着およびUV吸収特性の関係

・油溶性アクリルポリマーの構造と口紅製品のツヤ向上作用ならびに物性変化との関連


また油溶性アクリルポリマーの研究は、優秀発表者賞を受賞しました。

2025年2月9日日曜日

15名が卒業審査会に臨みました

 2月4日に卒業論文最終審査会が行われました。

研究室の15名が無事合格、卒業となりました。

・UV吸収剤フェルラ酸の分解機構と複合化による安定化

・UV吸収剤フェルラ酸の安定性向上の為のハイドロタルサイトとの複合化

・天然フォトクロミック色素を含有したゲルの湿度安定性の検討

・食品廃材を活用したピッカリング乳化におけるカリン果実の部位と乳化性能の関係

・籾殻由来プラントオパールの調製法の改良とそのピッカリング乳化性能

・シークワーサー由来UV吸吸収剤との複合化に適したシリカゲルの調製方法

・天然青色顔料を目指したアントシアニン色素とFe処理多孔質シリカの複合化

・UV吸収特性向上のための鉄含有メソポーラスシリカの合成条件の改良

・Feイオンのシリカ粉体への導入方法とそのUV吸収剤としての性能

・黄色Fe・Ti複合酸化物を合成するための液相反応法の最適化

・低環境負荷で調製可能なルチル型酸化チタン微粒子と無機粉体の複合化とその応用

・天然ワックスを用いたオイルゲルの耐熱性試験法の確立と高融点ワックス添加効果の確認

・植物ワックスを原料とした高融点アルコールの合成方法の確立

・分子量幅の広い分岐ワックスの分画処理法の確立と分画物のオイルゲル性能

・温度変動に伴うオイルゲル硬度低下現象の発現条件と機構解明

・天然ワックスによるゲル化で高硬度となるオイル種の探索とそのゲル化機構

2025年1月9日木曜日

色材研究発表会で4件発表

 色材研究発表会(2024年10月30日〜31日 東京都立産業技術研究センター)で以下の発表をおこないました。

・カリン果実粉体を用いたピッカリング乳化における粒子径と乳化性能

・シリコーンW/O乳化物への配合に適した粉体の脂肪酸表面処理

・環境対応型黄色顔料 Ti・Fe複合酸化物の組成と色調の関係

・脂肪酸結晶を活用した多孔質粉体へのポリオール保持技術

2024年10月3日木曜日

コロイドおよび界面化学討論会で3件発表

 第75回コロイドおよび界面化学討論会(2024年9月17日〜19日 東北大学川内北キャンパス)で、

以下の発表を、大学院学生がおこないました。

・ゆず果皮に含まれるUV吸収成分の多孔質シリカへの吸着量制御

・タカキビの殻から抽出したアントシアニジン色素を含有した植物由来フォトクロミックゲル

・フラボノイドとの複合化における多孔質シリカの細孔構造が吸着に与える影響

2024年9月1日日曜日

日本油化学会での発表をおこないます

 日本油化学会(2024年9月3日〜5日 山形大学 米沢キャンパス)で以下の発表をおこないます。

・分岐パラフィンワックスの分画とそのオイルゲル化能

・高級アルコールを固化剤としたオイルゲルの物性および耐熱性

2024年2月7日水曜日

卒論最終審査会

 2024年2月1日に卒論最終審査会が行われました。
柴田は体調を崩してしまっていて、十分な練習会ができませんでしたが、皆さん奮闘して良い発表でした。

以下が卒研のテーマのアウトラインです

揮発性オイルを高配合した色移りしにくい口紅
多孔質粉体を封孔する技術
Fe含有メソポーラスシリカによるUV防御 関連3題
ゆずに含まれるUV吸収成分の活用
Snフリーでの酸化チタン合成技術
環境対応型黄色顔料
粉体の脂肪酸表面処理技術
口紅のツヤを向上させる技術
新規オイルおよびワックスの改良
高級アルコールのオイルゲル化能向上
分岐ワックスの改質技術

2024年2月1日木曜日

年末年始、集中的にセミナーが開催されました

 2024年1月25日

オンデマンド形式でセミナーをおこないました。

メイクアップ化粧品技術・研究開発のトレンドとこれからの展開 

口紅の研究開発と最近の技術トレンド~植物系原料への置き換えを中心に

主催:技術教育出版社


2023年12月25日

オンデマンド形式でセミナー をおこないました。

オイルゲル化剤の構造,種類,物性制御

新しい応用

ワックスによるゲル化と植物ワックスへの置き換えの課題

主催:技術情報協会


2023年12月22日

オンラインセミナー をおこないました。

油脂の界面化学をふまえたオイルゲルの物性制御と製品トラブル対策

主催:R&D支援センター

2023年12月1日金曜日

色材研究発表会で発表

 2023年11月7日

学生が学会発表をおこないました。

「2023年度 色材研究発表会」(大阪大学)


・メソポーラスシリカへのポリメトキシフラボノイドの吸着及び溶出特性 オーラル発表

  木嶋瑞葵、伊澤千尋、柴田雅史

・アルキル側鎖を持つ油溶性ポリマーの油性ゲルの 塗布ツヤ向上に与える影響

  鈴木 梨央 、米良 京花 、 伊澤 千尋、郷原 匡喜、井上 康彦、蔵之上 和博、 依田恵子、柴田雅史

・こめパラフィンワックスによる各種化粧品オイルのゲル化能

  長津希良来、野々村美宗、廣森浩祐、北川尚美、柴田雅史

・鉄含有メソポーラスシリカの合成方法と紫外線吸収剤としての性能

  劉媛媛・伊澤千尋・柴田雅史)


2023年11月15日水曜日

中部地方に遠征して学会発表

 2023年11月11日

学生が学会発表をおこないました。

中部圏まで遠征です。

「第54回中部化学関係学協会支部連合秋季大会 」(三重大学)

・チタノシリケート粉体の結晶形状制御とシワ隠し性能への影響 

今野 綺香, 伊澤 千尋, 柴田 雅史

・溶解度制御によるUV吸収剤フェルラ酸のメソポーラスシリカへの吸着向上

西條沙良、伊澤千尋、柴田雅史